投資信託とは、投資家から少こしづつ資金を出してもらい、これを証券会社や銀行などが複数の債券や株などをひとつにまとめた金融商品(ファンドといいます)に投資して運用し、 これによって得た利益を投資家に分配するものです。ファンドはファンドマネージャーといい経済や金融商品に精通した投資のプロが運用します。また複数の投資家から資金を集めて投資するため個別に金融商品を買うより安く買うことができます。したがって株や債券について詳しくない初心者でも安心して投資できます。 個別に購入すると50万円以上は必要なトヨタ自動車や日本電信電話など東証一部の名の知れた老舗大手銘柄株も購入することが可能です。銀行預金の場合、お金を預ければ定期的に預金者に利子が支払われ、1000万円以内であればペイオフ制度により元本全額が保証されますが、投資信託の場合は資金を預けたからと言って必ず利子や配当がもらえるわけではなく、運用成果によっては元本割れすることもあります。ただし銀行預金よりリスクが大きい分、リターンも大きくなります。運用会社や金融商品の選択が重要になってきます。
投信には、分散投資をしてリスクを分散するという特徴があります。どういうことかというと、全財産をA社のみに投資したとします。万が一A社が倒産した場合、A社の株は紙くずとなって全財産を失ってしまいます。このとき財産をA社だけでなく同業種のB社やC社にも投資していれば、仮にA社が倒産してもライバルのB社、C社の業績が好調であれば大きな痛手を被らずに済みます。トヨタ自動車の株のみを買っていた場合、円高になればなるほど株価は下落していくリスクがありますが、トヨタ自動車だけでなく海外の自動車メーカーの株にも投資していれば円高に伴う株価下落のリスクを軽減することができます。
株取引の練習ができるアプリやデイトレの練習ができるアプリもあります。